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「買い物支援」策にこそ発想の転換が必要と思う話。

 今、お仕事で「訪日外国人向けの買い物」と「視覚障がい者向けの買い物」に関することをいろいろやっております。

 この二つの話をすごく抽象度を上げて考えるとき、「流通業界は店頭やネットで買い物できないお客様にいかに快適に買い物してもらうか?」がこれからの売り上げ維持に必要不可欠なんだろうということ。

 結局、課題をそろえていけるんだと思うんですよ。

 -訪日外国人:言葉がわからないから「何が書いてあるか」わからない。

 -視覚障がい者:目が見えないから「何が書いてあるか」わからない。

 この人たちは「何が書いてあるかわからない」から一人で買い物できない状態で、それがストレスになって「買い物そのものが苦手」というイメージを持ってしまっている。この人たちが積極的に買い物してくれるインフラを提供できれば、市場がそのまま広がっていくことにつながると思うんだよね。

 改めて言わなくとも訪日外国人で「4000万人」とか視覚障がい者で「200万人」とかのボリュームがあるわけで、この人たちの1%でも自分たちの商品を好きになってくれたら、メーカーとしては、ハッピーですよね。

 もっと発想を広げたら、「買い物難民」といわれる「高齢者」の方や「共働き」「一人親」世帯も、自由に買い物を楽しめる環境ができたら、きっといい。

 今は業界の中でも小売業の方々が自分たちの責任でそれぞれのサービスを提供してるけど、これらを継続的に実現していくためのプラットフォームをなんらか考えていけると、すごく面白いだろうな、と思ってます。